赤本の出版社、世界思想社教学社と英俊社とは?

赤本の出版社、世界思想社教学社と英俊社とは?

受験のための問題集の定番、赤本を出版している出版社の名前をご存知ですか?赤本と呼ばれている本を出している会社は実は2社あります。

 

教学社と英俊社です。

 

教学社は大学入試の過去問題集を発行しているのに対して、英俊社は中学入試、高校入試の過去問題集を発行している出版社です。どちらも表紙が赤を基調としているため、どちらの本も赤本と呼ばれているのです。入試過去問題集は赤い本というイメージが定着しているのですね。それぞれの出版社について詳しく見ていきましょう。

 

 

教学社

大学受験生であれば誰もが目にしたことがあるであろう赤本を発行している出版社、それは教学社です。教学社の正式名は「世界思想社教学社」で、教学社の発行している、大学の学部別の入試過去問題集である大学入試シリーズ、通称赤本は広く知られています。

 

赤本という呼び名はカバーの色が赤いことから受験生の間で定着されました。

 

 

教学社で発行している赤本の特徴

教学社の赤本の特徴を挙げてみると次のようになります。
@毎年4月から11月頃にかけて刊行される年次版。
A全国375の大学を包括する問題集。
B国立大学は前期日程、後期日程、文系と理系などで複数冊に分かれている。一部私立大学で学部別に本が分かれていることもある。
C収録されている問題は過去2年〜10年のものが多いが、大学による出題形式の特徴によって年数は異なる。

 

 

教学社の赤本の歴史

赤本の刊行が開始されたのは1954年で、当初は京都大学・同志社大学・立命館大学・大阪市立大学・神戸大学の5大学のみを扱うものでした。1964年には表紙の色が朱色に統一され、1985年に赤色に変更されました。

 

文字が小さい上に分厚くて持ち運びが難しかったことから2002年にB6 サイズから現在のようなA5サイズになりました。赤本の歴史はこんなにも長く、赤本はずっと受験生たちを支え続けてきたのですね。

 

 

大学入試以外のための赤本

大部分は大学入試のための問題集ですが、近年それ以外を対象とした赤本も刊行されています。
文部科学省管轄外の一部省庁大学校の採用試験のための赤本、2016年には海上保安大学校・気象大学校・国立看護大学校・防衛大学校・防衛医科大学校医学科の赤本が発行されています。

 

 

教学社で出版されている赤本以外の本

教学社は赤本以外にも受験生をサポートすることを目的とした数々の本を出版しています。センター試験を対象とした英語や物理・化学・生物・日本史・古文など、科目別のガイド本が出されています。その中にはユニークな「風呂で覚えるシリーズ」や持ち運びに便利な「赤本ポケットシリーズ」などがあります。本のタイトルを見つけるだけで励まされるような気持ちになりますね。

 

 

それでは次に英俊社について見ていきましょう。

 

 

英俊社

英俊社は中学入試、高校入試のための赤本、学校別入試過去問題集を出版しています。
大阪市東住吉区に本社を置き、主に近畿圏の学校を対象としていますが、さらに広島県と愛知県の、私立・公立・国立の中学校と高等学校と高専のための赤本を出版しています。2010年には静岡県版も発行しました。全学校数は360校にも及びます。

 

 

英俊社の赤本の特徴

英俊社の赤本には各学校の過去入学試験問題が収録されているます。本の表紙はやはり赤を基調としたデザインになっています。

 

また従来の紙の本に加えて電子書籍版も取り揃えられており、これには過去20年の入試問題集が収録されています。確かに量が増えると重くなる本に比べて、電子書籍ならタブレットひとつで軽くて持ち運びも便利な上、より多くのデータを収録することが可能です。
英俊社は従来の出版社の枠を超えて、未来を見据えた事業を展開しているように感じます。

 

 

英俊社の歴史

英俊社は1974年の創業以来、中学・高校の入試問題集を発行してきました。赤本という呼び名で受験生たちに広く指示され続けています。

 

また赤本だけではなく、近年では現在までの膨大な試験問題をデータベース化し、塾や学校の先生の教材作りのサポートをする「教材作成支援システムKAWASEMI」や「プリント教材作成システム KAWASEMI Liteを展開しています。

 

 

英俊社で販売されている赤本以外のもの

英俊社では赤本のバックナンバーや英語のリスニング音声データも販売されています。電子書籍も含む、中学受験用・高校受験用赤本に加えたこれらのものに分野を絞り込み、それ以外の単発の書籍などは販売していません。

 

塾や学校の先生をサポートする、「教材作成支援システム KAWASEMI」や「プリント教材作成システム KAWASEMI Liteでは教材作りを助ける情報を有料で提供しています。英俊社はこのような出版の分野を超えたICT教育の分野にも事業を展開しています。

 

 

まとめ

大学入試のための教学社、中学・高校のための英俊社、どちらも近畿地方からスタートした会社のようですね。
受験という避けれない道に不可欠な存在となって発展してきました。

 

受験生たちの気持ちに立ってサポートする熱意、教育の役に立ちたいという熱意を感じます。これからもずっと赤本は存在し続けるでしょうし、また時代の変化と共に受験生たちのニーズに合わせた形での、学習のサポートを提案していくことでしょう。

 

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